劇にしやすい絵本を年少さん用に選ぶなら?3歳児が楽しめる劇遊び!
保育園や幼稚園では、発表会というものがありますよね。日頃の保育での成長の成果を見せる場であり、保育者さんも気合いが入る場所でもあります。
そして発表会では合奏や歌、音楽以外にも躍りや劇など表現をすることを、見せる種目もありますよね。表現する力はそれぞれの年齢で異なり出来ること、出来ないことがあります。
それを踏まえて、劇をする題材を選ばなくてはいけません。年齢によって表現する力が異なるのですが、やっぱり劇をしやすい、劇遊びにもっていきやすい、劇の題材にもってこいの絵本というものもあります。今回は、3歳児という年齢にしぼってまとめてみます。
3歳児(年少)クラスとは?
3歳児、つまり年少クラスさんは、どのようなことができるのでしょうか?3歳児とは、3歳~4歳に変わる年齢の子どもたちがいるクラスです。発表会は園にもよるのでしょうが、大体は年度末に、一年間の成長の成果を発表するものですので、大体の子どもたちが4歳になっています。
3歳~4歳くらいの子どもたちは、どんなことができるのでしょう?2歳後半からどんどんと遊びの方法が変わっていき、一人で遊ぶことが楽しかった時期から、次第にお友達と一緒に遊ぶ楽しさを覚えていきます。
そして3歳を過ぎると、簡単なルールがある遊びができるようになります。ルールを理解して、お友達と一緒に遊べるようになります。そんな年齢の子どもたちですので、~ごっこ遊びなどで劇遊びにつなげていけば、スムーズに劇への架け橋ができますね。
年少さんが劇にしやすい絵本とは?
さて、劇に選ばれる絵本、選ばれない絵本は必ずあります。そして、選ばれる絵本は大体どこの園でも共通しています。3歳児クラスだと選ばれない絵本は、大体は、文章が長くて難しい絵本。物語が難しい絵本。などは選ばれません。
長々とセリフを覚えれるわけでもありませんし、そもそも物語を理解していないのに、選ばれることは絶対ないと思います。子どもたちが、楽しんで表現できることがメインですので、楽しく出来る子どもたちの好きな絵本を選ぶと思います。
選ばれやすい絵本は、3歳の子どもたちが理解できていて、短めの物語で、子どもたちが好きな絵本を選ぶようにしましょう。そして、物語が短めなものや、繰り返しが多いものなどが、小さい学年の子どもたちにも、台詞を覚えることができるので選ばれやすいです。
具体的にはどんな絵本?年少さんが楽しめる劇遊び
具体的には、どんな絵本があるのでしょうか?
簡単で、セリフが短く、物語が分かりやすく、みんなが知っているものと考えていくとやはり、
おおきなかぶ、てぶくろ、ひちひきのこやぎ、三びきのヤギのがらがらどん、どうぞのいす、ももたろうなどがあります。
今いくつかご紹介しましたが、絵本に詳しくない大人も、大体の題名を聞いたことがあるのではないでしょうか?
それだけポピュラーなものなので、知らないものを見ているよりは、知っている絵本の劇を見ている方が、楽しいので大人も楽しめると思います。そして、どの絵本も物語は短いです。
それでも、絵本一冊ひとつひとつの台詞を真似すると考えていると、長くなってしまいますので、要らないところをはぶいたり、略したりしても良いと思います。保育者さんが子どもたちの様子を見て、うまく劇を構成していけば良いのです。
内容だけではなく、登場人物が多かったり足りなかったりする場合もあります。いないものは増やしてみたり、緊張してできそうにない子は、二人で同じ役を任せてみたり、保育者さんが工夫してやりやすい劇を作っていけばいいのです。
年少クラスは、まだまだ毎日劇の練習をしていたら飽きてしまったり、長い時間練習をしていたら疲れちゃったりもしますので、飽きない程度に練習をしましょう。
練習というよりは、楽しんで劇遊びをしよう!と軽い感じで、日々の保育にちょこっと付け加えて遊んでいくと、長続きしますし楽しんで参加もしてくれます。
劇をしやすい絵本とは、物語が簡単で、台詞も短く繰り返しのもの、子供たちの好きな絵本を選ぶようにしましょう。きっと良い劇が作れると思います。