2歳児の6月の月案をどう考える?子供達が楽しめる室内遊びや製作も
保育者は毎日の保育を行っていく上で、適当にその日の朝何をしようか考えているのではなく年間、月、週を通してねらいを考えスケジュールも考えています。
子どもたちの成長の手助けとなるように、行事を踏まえて考えるので、この考える時が結構大変で時間もかかるんですよね。
この計画があるので、日々の保育ができるんですけどね。今回は6月の月案についてまとめてみたいと思います。
6月はどんな月でしょうか?
6月は、梅雨で雨が多くじめじめしていて、みんなあまり好きではないと思います。そして、保育園では雨が降っていると戸外保育は出来ないので、室内での活動がメインになります。
戸外遊びが好きな子どもたちですので、中々毎日室内で、満足する遊びや活動を考えるのは結構難しいです。
そして2歳児は、友達とのコミュニケーションを少しずつとり始めている段階なので、まだまだ難しい部分もあります。
相手のものが欲しいとき、「貸して」がすぐに言えなかったり、目の前にいるから通してほしくて言葉がでなかったり、、、。
そんな時に声かけより先に、とっさに口で噛んでしまったり、押してしまったりします。
これはおかしいことではなく、みんな経験して成長していくものです。
本当は言葉で伝えたいけど、やっぱり言葉がまだ未発達で言葉で相手に伝え方が分からない。
すぐに出てこない時には、口や手が先に出てしまうことがあります。
そんな2歳の6月ですので、広い戸外で遊ぶときより、室内に密集している時の方がトラブルが起こりやすいです。
トラブルになる前に止めて、言葉で伝えることを促していくことが必要になります。
ですが、やっぱりトラブルにならないように出来るだけ活動を考えていくことも必要になりますので、特に2歳児など小さいクラスでは保育者のいる位置など環境構成もしっかりと考えて立てましょう。
2歳児の6月の月案をどう考える?前月の子どもたちの様子も
まずは前月の子どもたちの様子を踏まえて計画を立てるため、五月の子どもたちの様子をしっかりと思い浮かべて、計画をたてましょう。
5月は大体の子どもたちが、園での生活リズムに慣れてきている。
友達の存在に気付き、同じおもちゃで少しずつ遊べるようになってきた。
物の貸し借りは言葉でまだ伝えれず、トラブルも起きやすい。
春の虫を探して触れあうことを楽しむ。とにかく走り回ることを楽しんでいる、など。
それぞれの保育園によって子どもたちの様子は異なるとは思いますが、2歳はこんな感じで楽しんでいるのではないでしょうか?
やっぱり涙する子もまだまだいると思うので、戸外で気を紛らわしながら楽しく遊んでいたと思いますので、戸外活動が多かったのではないでしょうか?
前月の様子はこんな感じです。
月案のねらいと子供達が楽しめる室内遊びや製作は?
月案のねらいをしっかりと考えて立てれば、出来たも同然です。どんなねらいすれば良いでしょうか。
トイレトレーニングを少しずつ始める子が増えてきますので『時間を決めてトイレにいってみよう』などねらいにしてみても良いですね。
無理に引っ張って連れていっても嫌になるだけなので、楽しむ程度にトイレトレーニングを始めれるように環境構成やサポートを考えていけれぱ良いです。
梅雨時期なので、季節を感じるために「梅雨時期の生き物を探して、触れあおう」など1つは入れてみたらどうでしょう?
梅雨を感じ、目で見て触れあって、その後製作にもっていけたらベスト!楽しい室内での活動もできますね。
やっぱりどうしても室内メインになっちゃいますが、製作や粘土、折り紙、新聞紙遊びなど、思い切り楽しめることを考えてねらいにしっかりと取り入れたら良いのですね。
園によっては、ホールなど室内でも体を思いっきり動かしたりできる場所がある時には、器具遊びや体操、ちょっとしたゲームなども取り入れたら子どもたちは楽しんでくれるでしょう。
子どもたちがしっかりと楽しんでくれつつも、その時期にあった活動を考えるのは相当大変ですが、しっかりと計画を立ててみてくださいね。