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村田諒太の次戦2019はどうなる?ブラントと正念場と引退はいつ?

 
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オリンピック金メダリスト村田の正念場か。

前WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太は、次戦の2019年7月12日にタイトル奪回を期してロブ・ブラント(アメリカ)とエディオンアリーナ大阪第一競技場にて、ボクシング人生をかけたリマッチに挑みます。

村田にとって進退をかけた一戦で、昨年10月ラスベガスで一方的な判定負けを喫してタイトルを失って以来の試合です。

 

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最悪だった王座を失った時の村田

現在33歳の村田にとって28歳のブラントはやりにくい選手で、王座を失った試合のポイント差が、ジャッジによってなんと8から10ポイントも有ったという事実を覆すのは、生半可な事でありません。

 

ミドル級という日本人に比較的重いクラスにとっては、33歳という年齢はまだまだ衰えるには早すぎます。

 

ただ、前回の試合は村田の悪い面が全部出た試合だったので(攻撃と防御の分離が激しすぎました、フットワークも全然使えていませんでした)、逆に言うと、あれよりも悪い村田はあり得ないと本人も周りのトレーナー陣や関係者も思っているのが唯一の救いでしょうか。

 

 

村田諒太の次戦2019はどうなる?村田の潜在的修正能力に期待!

 

村田はプロに入ってから2敗しています。

ブラント以外では2017年5月にフランスのアッサン・ヱンダムに王座決定戦で小差の判定負けを喫しましたが、5ヶ月後の再戦では別人のような動きを見せて、TKO勝ちでチャンピオンになっています。

 

この時も、負けた試合の修正点を徹底的に直し、再戦では圧勝しました。同じことが対ブラントに期待できないでしょうか? 

 

前回、村田が一方的に敗れた試合では、ブラントが前後左右に止まるこことなく動き、一発のパンチ力はないとはいえ、下がりながらでもパンチを出し続けたのが功を奏しました。

 

村田は面食らった感じが最後まで否めず、軽いながらもパンチを喰いまくっていましたね。あれでは村田の一発一発の力強いパンチも後手にまわり、相手にダメージを与えられません。

 

同じ轍を踏まないことが村田には大切で、今回は逆に自分から前に出て、手数をもっと増やすことが絶対に求められます。

 

つまり、相手にこの前の試合の様に先手を取らせては絶対にダメで、後ろに引いてもダメです、前に出て、兎に角、手を出すことが一番大事です。

村田ならそれを出来ると思われますし、その為のトレーニングを現在やっています。

 

 

用心深いブラント

 

ブラントが、試合までまだ2週間もある6月28日に来日しましたが、世界戦とはいえ、チャンピオンがこんなに早く来日するのは異例です。

 

逆に言うと村田の修正能力の高さを熟知した、ブラント陣営の村田の上を行く作戦でしょうか。

 

ブラントは戦い方を変える必要はありませんが、それでも栄養士を伴ってこんなに早く来日するのは、ボクシングと同じく、彼の用心深さを物語っているのでしょう。

 

ちなみにブラントは今年の2月に既に初防戦を行っており、ロシア人に11ラウンドでTKO勝ちしています。

 

ボクサーはある試合を起点として、突如として一皮も二皮もむけることがありますが、村田の試合がそれに当たるのかも知れません。

 

戦績は25勝1敗で、内17のKO勝ちがありますが、戦績程は一発のパンチ力に怖さを感じさせません。

 

まあ、村田がタフだったというのもあるでしょうね。村田は14勝2敗(11KO)です。

 

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村田諒太の引退はいつ?村田のボクシングへの貢献度を忘れるな!

 

村田は日本人ボクサーでは珍しく、唯一NHKテレビの夜の7時のニュースのスポーツコーナーで取り上げられる選手なのです。

 

事実、今回のリマッチのこともNHKのこのニュースコーナーで取り上げていましたね。

 

まさに、大リーグの大谷翔平選手並みの扱いでした。他の日本人選手ではこんなことは絶対にあり得ません。

 

ここで村田がもし負けて引退してしまうと、もう日本のボクシング界は世間的な認知度において壊滅的ダメージを受けてしまいます。

 

益々、野球、サッカー、相撲、ラグビー等の後塵を拝することになるのではないかと危惧いたします。

ただ、もし勝っても、村田がリングを去る日はそんなに遠くはないと思います。

 

もうアマチュアではオリンピックの金メダルリストになり、プロに転向して最終的には世界ミドル級のチャンピオンにまで上り詰めたのですから、彼はリング上で証明するものはもうあまりないと思っていると思います。

 

考えてみると、村田がプロに転向してくれたお陰で、今までマイナーなスポーツだったボクシングを、一躍目立つ位置に引き上げてくれたのです。

 

勝つにせよ、負けるにせよ、村田には一ボクシングファンとして、夢を見せて貰ったことを感謝します。

 

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