競馬は楽しい!初心者のための競馬場講座!中山競馬場の特徴は?
トリッキーな競馬場、中山競馬場の代名詞と言えば、日本一勾配のキツイゴール前の急坂です。
これはかなりのくせ者です。
基本的に中山競馬場は、直線が310Mと中央場所の中では直線が短いので、逃げ・先行馬が有利とされています。
しかし、最後に待っているこの急坂で、一気に失速する馬も少なくはありません。
差し・追い込みが意外と決まるコースです。
但し、中山競馬場の場合はコースによって逃げ・先行馬の圧倒的有利なコースもあるのです。
全てのコースにおいて逃げ・先行馬が有利ではないと言うのが、ポイントの一つに挙げられます。
それではどの様なコースが逃げ・先行馬有利なのでしょうか?
中山競馬場の特徴と1600M戦は外枠不利の逃げ・先行有利
中山競馬場のまずは芝1600M。
この舞台は先ず枠に有利・不利があります。
外枠絶対不利です。
フルゲートは芝1600Mは16頭です。
中山の芝1600Mはおにぎり型のコース形態をしており、スタートして直ぐに緩やかな右カーブがあります。
その為、外枠の馬は遠心力でどうしても外に振られてしまいます。
これはジョッキーの技術にもよりますが、どんなに上手いジョッキーが乗っても、遠心力にはかないません。
最小限のロスで食い止めるのが、精一杯です。
その為、この舞台では外枠だけは引きたくないのですが、絶対に外枠を引く陣営はいるので、枠順確定後にそれまで強気だった調教師が、泣きのコメントをするくらいです。
このコースは、内枠の逃げ・先行馬が圧倒的に有利です。
まずスタートして緩い右カーブ。
外枠の馬がロスしている間に、内枠の馬はスイスイと前を進んでいきます。
ペースもマイル戦(1600M)ですが、それ程早くはならないです。
超ハイペースになる事は稀ですね。
内枠の逃げ・先行馬は、かなり力を残して直線を向くので、中山名物・心臓破りの坂も難なく駆け上がり、悠々とゴールインするシーンが多いです。
他の距離だとゴール前、二転三転することもありますが、中山の芝1600M戦に関して書くとそういったシーンは非常に少ないですね。
中山ダート1200Mは狙うなら外枠の逃げ・先行馬
そして次はダートの1200M戦。
この舞台は一転して外枠の逃げ・先行馬が圧倒的に有利です。
その理由はスタートは芝なのですが、芝からダートコースに出るまでに、外枠の方が長い距離を芝のコースを走る事が出来ます。
その為、最初のダッシュ力が外枠の方がつきます。
その為、逃げ・先行馬が絶対的有利な中山のダート1200M戦では、外枠の恩恵は非常に大きいのです。
人気に関係なく、外枠の馬は抑えておいた方が無難ですね。
もちろん、力のある馬は内枠からでも強い競馬をします。
能力が抜けている馬は、枠はあまり関係ありませんね。