競馬の勉強が楽しくなる!誰でも騎乗できる?G1レースの条件とは?
G1レースには誰でも騎乗することができるのでしょうか?
G1は、誰でも騎乗OKではありません。
条件があります。
通算31勝以上していないと、G1の大舞台で騎乗する事は出来ません。
通算31勝の壁は、そんなに厚いものではありません。
ある程度の力量のあるジョッキーなら、1年・2年で早々とクリアしてしまう数字ですね。
G1レースには誰でも騎乗することはできない!その条件とは?
問題はそこから先で、馬主からすれば、ごひいきにしているジョッキーなら、騎乗のチャンスをくれますが、勝ちにこだわる大物馬主などはG1を勝ちたいので、能力の高い実績のあるジョッキーに騎乗依頼することが多いですね。
今年の秋のG1に、藤田菜七子ジョッキーが女性騎手初の騎乗となるか、注目を集めています。
藤田菜七子ジョッキーは、今年通算31勝をクリアしました。
3年目でのクリアです。
今年の新人ジョッキーは、勝ち星がなかなか増えず伸び悩んでいますが、藤田菜七子ジョッキーの世代は、将来有望なジョッキーが揃っています。
その年によって、ジョッキーのレベルは大きく違ってきますからね。
G1レースの騎乗に年齢制限はある?
年齢制限はありません。
通算で31勝をクリアした時点で、G1に騎乗する資格を獲得します。
あとは先述の通り、馬主サイドの意向によって大きく変わってきますね。
ひと昔前なら、G1と言えば武豊ジョッキーでしたが、現在はエージェント制度の影響もあり、武豊騎手も全てのG1レースに騎乗する事がなくなりました。
あの天才武豊騎手でさえ、この状況ですから若手ジョッキーは更に、厳しい状況にあります。
そして、騎乗馬が回らなくなって来た理由の一つに、ルメール騎手・デムーロ騎手が、通年免許を獲得し、有力馬の騎乗依頼が殺到しています。
1日に5勝などの、固め打ちが出来るジョッキーですからね。
信頼度が高いのは、当然の事ですね。
競馬を始めて、このジョッキーは良いなあと思ったのに、G1ではなかなか騎乗してくれないと、もどかしさがあると思います。
完全な、実力主義の世界ですからね。
これだけは仕方がありません。
G1に限らず、どのレースも勝ちにこだわっていますからね。
G1の前哨戦を勝ったけど通算30勝の場合G1 で騎乗出来るの?
前哨戦の重賞競争を、勝ち馬はG1の優先出走権を得ていますから、出走は問題ありませんが、ジョッキーは31勝に到達していませんから、G1での騎乗は残念ながら出来ません。
この場合は、乗り替わりを余儀なくされます。
僅か1勝。
これが、競馬の厳しさでもありますね。
実にシビアな世界ですが、勝負の世界ですからこれくらいは当然と言っても良いのではないでしょうか?
僅か1勝と言うのも、競馬の神様のいたずらかも知れませんね。
あまりこういったケースは、例がありません。
たまにあった場合はレアケースと言えますね。